── 採用担当者として、今回の試みを振り返る
こんにちは。サンクスラボ新卒採用担当です。
2025年10月、私たちは26卒内定者を、大阪・関西万博の『BLUE OCEAN DOME』で開催された「里海珊瑚プロジェクト」の展示現場にボランティアスタッフとして招待しました。
彼らに展示スタッフとして来場者対応を体験してもらう──。
この試みが、予想以上に大きな意味を持つことになりました。
このブログではなぜこの取り組みを企画したのか、そして内定者たちは何を経験して何を感じたのかをお伝えします。
『BLUE OCEAN DOME』とは?
BLUE OCEAN DOMEは、海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護をテーマとした、来館者が楽しみながら環境保護の考え方を学べるパビリオンです。
なぜ、内定者を万博に呼んだのか
企業説明では伝えきれない「サンクスラボらしさ」
採用活動の中で、いつも感じていたジレンマがあります。
オンライン上での会社説明会や面談では、事業内容や理念は伝えられても、「サンクスラボで働くことの本質」──社会課題に向き合う現場のリアルや、その意義を肌で感じてもらうことは、なかなか難しい。
そんな中、当社の「里海珊瑚プロジェクト」が大阪・関西万博 BLUE OCEAN DOMEに出展する事が決まりました。
この絶好の機会に、内定者たちに「働く現場」を体感してもらいたい──そう考え、今回の企画が生まれました。

説明会だけじゃ伝えきれない“空気感”って、確かにあるんですよね…
内定者に体験して欲しかった3つの“働くリアル”
今回の万博参加は、26卒内定者にとって“働く”という行為の背景にある価値や意味を、実際の現場で感じてもらうための機会でした。
その思いから、3つの体験ポイントを用意しました。
① 社会に価値を届ける最前線
世界中から来場者が集まる万博の場で、サンクスラボの取り組みを直接伝える。
その反応を肌で感じることで、「社会に届く仕事」の実感をつかんで欲しいと考えました。
② チームの一員として働く実感
社員と一緒に、共通の目標に向かって動く。
「お客様」ではなく「仲間」として扱われることで、働くことのリアルな手応えを感じてもらう。
③ 「伝える力」の難しさと面白さ
専門的な内容を、子どもや高齢者、外国人など多様な来場者にわかりやすく伝える。
相手の立場に応じて言葉を選び、反応を見ながら説明を工夫する──そのプロセスを経験してもらう。
内定者の声──1日の体験で見えたもの
実際に展示スタッフとして現場に立った内定者たち。
彼らは、来場者との対話や社員との協働を通じて、働くことのリアルを体感しました。
その1日で得られた気づきや感動を、26卒内定者たちの言葉でご紹介します。
万博の第一印象
サンクスラボのブースは水槽やサンゴの骨格が目を惹き、
会場の広さと熱気に圧倒されました。
万博への参加は初めてで、歴史が生まれる瞬間に立ち会えたような感覚でした。わくわくしました!
説明することの難しさ
サンゴ保全と就労支援を併せた活動を端的に伝えるのが難しかった。
でも、来場者の関心に合わせて話す内容を調整できるようになり、
感謝の言葉をいただけた時は本当に嬉しかったです。
知識が浅くて戸惑いましたが、社員に様々教えていただけたことで、
来場者の疑問にも答えられるようになりました。
社員の姿から学んだこと
皆さん明るく楽しそうに、そして真剣に説明している姿が印象的でした。
私もあんな風に働きたいと思いました。
笑顔で働く姿が素敵で、“Beyonjoy”という言葉がぴったりだと感じました
Beyonjoyとは?
Beyond(超える)+Enjoy(楽しむ) を組み合わせたサンクスラボのスローガン
─不安なとき、どうにかしたいとき、もっとやれそうなときの合言葉です。
事業の社会的意義を実感
来場者から『新しい取り組みですね』と驚きの声をいただき、
社会から期待されている事業なんだと実感しました。
説明する側に立つことで、事業モデルの理解が深まり、
取り組みを“自分ごと”として捉えられるようになりました。
自分自身の成長
来場者の心を掴むために説明の工夫を重ねた結果、
声をかけてもらえることが増え、説明力がついたと感じました。
参加を迷っていたけれど、“やる”を選んで参加したことで、
自分の可能性を広げることができました。






採用担当が見た、3つの変化
万博スタッフ体験後の26卒内定者と会話をする中で、採用担当としても多くの変化と成長を感じました。
共通して感じられたポイントを3つにまとめてご紹介します。
① 組織文化への理解が深まり「一体感」を肌で感じてもらえた
部署や役職を超えて社員が一丸となって展示運営に取り組む姿を目の当たりにし、サンクスラボの「一体感」を強く感じていました。
普段は異なる業務を担当している社員も、万博という特別な場に向けて準備し協力し合う姿から、挑戦を共有できる風土や横のつながりの強さを実感してくれたようです。
② 事業の社会的価値を“自分ごと”として捉えてもらえた
来場者に説明する立場になったことで、「里海珊瑚プロジェクト」の意義を、より深く理解することができました。
「伝える側」に立つことで、事業の本質が自分の中に落とし込まれ、“働く意味”を自分ごととして捉えるきっかけになった様でした。
③ 「挑戦」と「成長」を楽しむマインドが芽生えた
知識不足や不安を抱えながらも、社員に質問したり説明を工夫したりする中で、Beyonjoyを感じながら確かな成長を遂げていました。
「やる」を選んで参加したこと自体が、サンクスラボの“まずやってみる”という姿勢を体現しており、今後の成長につながる大きな一歩を感じることができました。
就活生の皆さんへ──内定者からのメッセージ
万博での体験を通じて、26卒内定者たちの「働くこと」への意識が大きく変化しました。
彼らが感じたサンクスラボの魅力を、実際のコメントでご紹介します。
- 会社全体が一つのゴールに向かって動いている姿に感動できる会社です!
- 事業の多さに驚きました。自分の可能性を広げられる会社だと思います。
- 働く皆さんの笑顔が印象的でした。就活中の皆さんにも是非感じてほしいです!



就活の皆さんに、ぜひ届いてほしい言葉です
おわりに
入社前に、会社の理念や事業の意義を、どう伝えるか。
そして、入社後に活躍してもらうために、どんな準備ができるか。
その答えの一つが、今回の「万博スタッフ体験」だったと思います。
たった1日の体験でしたが、来場者との対話、社員との協働、社会に価値を届ける実感を通じて、
確実に成長し、サンクスラボの一員としての自覚を深めてくれました。
26卒内定者の皆さんが、来春からどんな活躍をしてくれるのか。
採用担当として、今からとても楽しみです。
そして、これから就職活動を始める皆さんにも、
ぜひサンクスラボの「挑戦する姿勢」と「仲間と共に成長できる環境」を見ていただきたいと思います。
私たちは、社会に価値を届けることに本気で取り組む仲間を、心から歓迎します。
投稿者プロフィール


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大学卒業後、5年間人事、総務業務に携わる。
大学卒業後に入社した会社で障がい者雇用業務に従事した経験から、就労に困難を感じている人に対する支援に、やりがいを感じる。
経験を活かしながら支援の一助になるべく、サンクスラボへ入社する。
読者の皆様に面白いと思ってもらえるブログを作りたいと思います!
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