【社員インタビュー】”おもてなし”で、心を繋ぐ。~サンゴの陸上養殖プロジェクト~

こんにちは!サンクスラボの採用担当です。

今回は、サンクスラボを代表する事業のひとつである「サンゴの陸上養殖プロジェクト」から、米澤さんにお越しいただきました!お忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます!

「サンゴの陸上養殖プロジェクト」って?
世界の海に生息する50万種の生物種のうち4分の1はサンゴ礁域に暮らしているといわれておりますが、地球温暖化に伴う海水温の上昇により、今世紀中に世界の海で全てのサンゴ礁が消滅すると言われています。
サンゴ礁が消滅すると海洋生物の過半数がなくなってしまうことになるため、地球や人類にとっても極めて深刻な課題となっております。
サンクスラボでは「消滅しつつあるサンゴ礁を守りたい!」という思いから、「サンゴの陸上養殖プロジェクト」として、デジタルを活用しながら陸上で育てたサンゴを海に植え付けることで、サンゴの保全に繋げる活動を行なっています。

サンクスラボでは、障がいのある方を「タレントさん」、社員を「パートナー」と呼んでいます。

人は、それを運命と呼ぶ。

採用担当

改めて、本日はお忙しい中お時間をいただきましてありがとうございます!
まず率直に、このインタビューの話を聞いてどう思われましたか?

米澤さん

嬉しかったです!僕、こういうの大好きなので(笑)
社内報とかに載りたいタイプの人です(笑)

採用担当

そうなんですね!それを聞けて安心しました!(笑)
ところで、米澤さんは社内で『Mr.サンゴ』と呼ばれていますが、そのルーツはどこからなのでしょうか?

米澤さん

以前、社内でサンゴプロジェクトを発表する際に「”米澤”という名前は覚えてなくても、『Mr.サンゴ』と覚えてください!」という自己紹介をしたので、それがキッカケだと思います。(笑)
今後、社内でもっと『Mr.サンゴ』が浸透していくと良いなと思っています!

採用担当

それでは、この採用ブログがさらなる知名度アップにつながるよう、しっかりと書かせていただきますね!(笑)

早速ですが、米澤さんはなぜサンクスラボに入社したのでしょうか?

米澤さん

前職は、リゾートホテルのフロントマンをやっていました。妻は看護師なのでお互いシフト制の生活をしていたのですが、妊娠・出産をきっかけに、お互いがシフト制だと子育ては難しいと判断し、僕が転職活動をすることになりました。
当時は人材派遣や人材育成に関わるような仕事に興味があったので、そういった企業を中心に探していたのですが、ピンとくる企業にはなかなか出会えませんでした。

そんな時、転職者向けの合同企業説明会に参加したのですが、出展企業の中にサンクスラボがあったんですよ。ただ「IT・ゲーム系」と書かれていたので、あえて話を聞くことはしなかったのですが、帰り際にブースの前を通りかかったら、ポスターにサンゴの絵が描かれていて。「え、サンゴ!?」ってなりましたね(笑)

採用担当

確かに、企業のポスターにサンゴのイラストが描かれているなんで驚きますよね。(笑)

米澤さん

思わず立ち止まって話を聞いてみると、福祉の会社であることや、サンゴの保全事業を立ち上げていることを知りました。
妻が看護師ということもあり以前から福祉には関心がありましたし、僕自身は大学で海洋学を学んでいたので、もう何もかもが僕自身にぴったりで「ここだ!」と思いましたね。

その後、事業所の見学をさせていただいたり社員の方と面接を経て、あの合同企業説明会から2週間で内定をいただくというスピード入社でした。(笑)
あの場でポスターを見なければ今ここには居ないので、僕は本当に運命だと思っています。

いつだって昨日の自分を超えられる。

採用担当

いま会社としても注力している「サンゴの陸上養殖プロジェクト」ですが、その中で米澤さんは普段どのような業務行っているのでしょうか?

米澤さん

主な業務としては、2つあります。

まず1つ目は「タレントさんの採用」に関する業務で、主にA型事業所を利用したいタレント候補者さんからの問い合わせの対応や、職場体験の対応などがメインですね。
サンゴ事業に興味を持ってくれたタレント候補者さんにとっては、本当に一番最初にお出迎えする人が僕です。(笑)

2つ目は、「サテラボパートナー」としての業務です。そこでは、A型を卒業してサテラボに所属しているタレントさんのサポートを行っています。

採用担当

どちらもとても重要な役割ですね!
ちなみに、一日を通してどのようなスケジュールで動いているのでしょうか?

米澤さん

一日の始まりは、サテラボパートナーとしてタレントさんの体調確認から始まり、朝礼の中でその日のタスクの確認をします。
その後、タレントさんのサポートをしながら資料を作成したり、水槽に問題が発生したら他のパートナーと連携しながら解決したり‥
あとは取引先の対応や、職場見学や体験を希望されているタレント候補者さんの対応など、17時頃までは結構バタバタと動いています。(笑)

タレントさんが17時に退勤された後は、引き続き資料を作成したり、社内のミーティングをしたり‥という感じなので、まとまった時間もなかなか取りづらくて、「もっと時間をうまく使うにはどうすればいいか?」というのが、いまの個人的な課題です。(笑)

採用担当

詳しく教えてくださりありがとうございます!
確かに対応する人や場面が違うと、そのたびに頭のスイッチの切り替えが必要になりそうです…

ちなみに、”資料作り”と仰っていましたが、どのような資料を作ることが多いのでしょうか?

米澤さん

報告書のようなレポート資料ですね。

実は、この「サンゴの陸上養殖プロジェクト」においてのサテラボは、契約している企業の障がい者雇用の課題解決と共に、サンゴ保全のCSR活動を一緒に行うことが出来るサービスなんです。
企業様にとっては、雇用されているタレントさんが活き活きと働けているのかや、水槽の中のサンゴが元気にしてるかが、気になるじゃないですか?業務内容やサンゴの成長記録などをまとめたレポート資料を月1で作成し、企業様に送付しています。

サテラボで働くタレントさんの業務の一つとしてこのレポートを作成していただいているのですが、一人で全てを作成するのはなかなかハードルが高いので、ある程度は分担して作成しています。

採用担当

確かに、パワーポイントの真っ白な状態から作りあげていくのは、ほとんどの人にとって難しいことですよね。苦手な方も多い気がします…

米澤さん

僕自身は、大学でのレポート作成や前職での経験があるので一応出来はするんですが、それでもやっぱりプロではないので…(笑)
まず僕自身が勉強するところから始まり、それをタレントさんに伝授して、実際にやっていただいて…という流れで行っています。

ただ、4月に入社したタレントさんの中にパソコンが得意で、かつ一般就労の経験も長くリーダーシップも取れる方がいらっしゃるんですが、この方だったらゼロからイチまで作り上げることができるのではないか?と思いお願いしてみると、しっかりと作り上げてくれたんです!

この一件は僕にとっても嬉しかったですね。タレントさん自身はきっと大変だったかと思うのですが、この経験を成長に繋げていただけたらいいなと思っています。

採用担当

素敵なエピソードをありがとうございます!
こういった日々の出来事が米澤さん自身のやりがいにも繋がっているのだろうなと感じたのですが、いかがでしょうか?

米澤さん

やはりタレントさんの成長はやりがいを感じますね。
入社前の見学で会話をしたタレントさんが、実際にA型事業所に入社してスキルアップをしながら楽しそうに働いている姿を見ると、僕も嬉しく思います。
さらに、その後のサテラボでタレントさんが企業様から内定をもらって喜んでいる姿を見ると、人生のキャリアを形成するサポートができているのだなと実感できますね。

目指すサンゴの陸上養殖プロジェクトに関しては、契約企業様から「サンゴって良いね」と言っていただき、さらには、海への植え付け作業を一緒に行きたいですね。

ホテルマン時代から通ずる部分ではあるのですが、「誰かに喜んでいただく」ということが、僕自身が仕事をしていくうえで一番大切なんだろうなと思っています。

一歩一歩の積み重ねが、魔法のような相乗効果を生む。

採用担当

実は、「水槽の中のサンゴが産卵した」というニュースを耳にしたので詳しくお聞きしたかったのですが、これって珍しいのでしょうか?

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本社1階にある水槽内でサンゴ産卵が成功しました! | サンクスラボ 就労継続支援A型事業所 弊社のサンゴ保全プロジェクトにて、初のサンゴ産卵が成功しました!4月下旬から産卵の兆候が見られ、5月5日~7日の夜にサンゴの産卵が確認できました!沖縄県内でも養殖サ...
米澤さん

はい、実はとっても珍しいんです!
水槽の中で飼っているサンゴが卵を産んだ事例は、私たちが把握している限りでは国内で2件しかないんですよ。

国内事例の2件のうち、1件は沖縄県にある「美ら海水族館」です。
ただ、美ら海水族館では実際の海水や自然光を使用しているので、水槽の中とは言えかなり自然に近い環境です。
もう1件は養殖ではなく、”サンゴの産卵を人工的に行うためにはどうすればよいか”という研究目的の事例なので、今回のような養殖目的での飼育サンゴが産卵をしたということは、本当に珍しいことなんです!!!

採用担当

映像も拝見しましたが、本当に感動的ですね…!!
「サンゴの陸上養殖プロジェクト」に携わっている皆さんの努力の結晶だと思います。

米澤さん

あと、実は2023年6月~7月に東京で開催された『世界デザイン会議 東京2023プレイベント』というイベントに「サンゴの陸上養殖プロジェクト」の取り組みを展示しました。

展示ブースにはサンゴ移植基盤と観測ターミナルのスケールモデルを展示しました!
こういった世界的なイベントに自分が関わっているプロジェクトが展示されているのを見ると、これからも頑張ろう!と思いますね。

採用担当

こういったイベントに出展すると、今後もより多くの人々にサンクスラボの「サンゴの陸上養殖プロジェクト」を知っていただけそうです!

さらにはこういったイベントを通して、サンゴが絶滅の危機にあることを知っていただき、環境保全やSDGsに関して改めて考えるキッカケになると良いなと思います。

世界デザイン会議 東京2023 プレイベント
【デザインの国際団体による「世界デザイン会議」プレイベントにおいて、障がい者とIOTの活用による「里海珊瑚プロジェクト」の取り組みを展示】のプレスリリースはこちら

”おもてなし”で、心を繋ぐ。

採用担当

ここまで様々なお話を伺ってきましたが、米澤さんが今後やっていきたいことはありますか?

米澤さん

急に現実的な話で恐縮なのですが(笑)、サンゴの保全活動って本当にコストがかかるんですよ。だから、色んな人の想いが集まるし、ボランティアで活動をすることも多いんですよね。
ただ、今後もサンゴを保全していくためには「サンゴの陸上養殖プロジェクト」を長く続けていく必要があります。そのためには仕組みが必要で、それが『サテラボ』だと僕は思っています。サテラボで収益化を構築しながら、保全活動の両軸をうまく回していきたいです。さらに、タレントさんの社会貢献を目指すので、このプロジェクトは凄く壮大なんです!

このプロジェクトを成功させるためには、僕がもっともっとサテラボの仕組みを確立させていって、事業自体を大きくする必要があると思っています。事業が大きくなってくると、次は拠点数が増えてくるので、新しい拠点でも同じようなオペレーションができるように、仕組みを作らなければいけません。そういった過程の中で、もちろん他のパートナーの協力も必要になってきます。

そんな時に、僕のことを『Mr.サンゴ』だと認識していただけていたほうがコミュニケーションが円滑に進むと思うので、そういった点でも『Mr.サンゴ』の名をもっと広めていきたいですね!

採用担当

確かに「あ、Mr.サンゴだ!」と呼ばれている米澤さんを想像すると、私もちょっと嬉しくなりそうです。(笑)

米澤さん

僕も早くみんなから認識していただけるように頑張ります!(笑)

今後、プロジェクトをもっともっと大きくしていき、その過程をパートナーの皆さまにも知っていただきながら、嬉しいニュースがあればみんなで喜びをシェアして…そういった仕組み作りもしていきたいですし、その立役者のような存在になれたらいいなと思っています。

あとがき

今回は「サンゴの陸上養殖プロジェクト」から、米澤さんにお越しいただきました!
改めて、お時間をいただきましてありがとうございました。

サンクスラボでは、「サンゴの陸上養殖プロジェクト」に関わるパートナーを募集しています!
福祉経験やサンゴに関する知識が無くてもOK◎
「人の役に立ちたい」「世の中を良くする仕事がしたい」そんな思いのある方は、ぜひ以下のボタンからエントリーをお待ちしております!

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